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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第17章 Coquettish game【イケメン戦国】


さんの脚の間に入り上体を起こした謙信様の狂暴なモノが、クチクチと音を発ててさんの大事な部分を擦ってる。

アレが今からさんの中に入るのかと思うと……何故か俺まで緊張して汗ばんでるから不思議だ。

勿論俺だけじゃなくて、信玄様も幸村も固唾を飲んで見守っていた。

「……挿れるぞ。」

謙信様の穏やかな宣言にさんは覚悟を決めたのか、小さくコクンと頷く。

グチッ……という生々しい音の後、

「いっ……ああっっ!」

さんが悲痛に叫んだ。

一体どうなったのかとその部分を凝視してみれば、謙信様の先端がさんの中に埋まっている。

俗に言う「先っぽだけ」ってヤツだ。

それなのにさんは激痛に耐えるように全身を震わせ、唇を噛み締めていた。

「、やはり辛いのであろう?
 ………抜くか?」

「いやっ………抜かないで。
 大丈夫ですから……このまま……」

「………。
 お前と言う女は………」

切な気に目を細めた謙信様は、脂汗の滲むさんの額を愛おしそうに撫でる。

ああ、どうしてだろう。

凄く胸が締め付けられるよ。

お互いを慈しみ、どんな苦境も受け入れて愛し合う二人……

ドラマや映画でしか見られないと思っていた事が今、俺の目の前で繰り広げられているんだ。
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