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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第17章 Coquettish game【イケメン戦国】


「やっ……ど…しよ……
 あ…あ……んんっ……
 も…イっちゃ…いそ……」

眉を顰め自分の股間にある謙信様の顔を見上げながら、さんは耐えられないといった様子で声を絞り出す。

少しだけ顔を上げた謙信様がその視線を受け止め

「果てるか……?」

低く囁いた。

「イっ…ちゃう……
 謙信…様ぁ……
 イっちゃうよぉ……」

まるで怯えるみたいに訴えるさんに、謙信様は不敵に口角を上げ

「では……果てて見せろ。」

じゅじゅっ…と一際大きな音を鳴らし、さんの敏感な部分を力強く吸う。

「ダメッ……イクッ…
 んああっっーーー」

手は幸村に、脚は謙信様に拘束されているさんは唯一跳ね上げられる場所、背中をこれでもかと反らして絶頂を迎えたみたいだ。

その後は反らした背中はそのままでピクピクと痙攣を繰り返してから、急に全身を弛緩させグッタリとしてしまった。


実は俺、女性が絶頂を迎える姿って初めて見たんだけど……ホント、凄いな。

確かにこれは最上級に興奮するよ。

好きな人を自分の手でここまで導きたいって思うよね……男なら。

俺は只見ていただけなのに少しだけ息が上がってしまっていた。


「見事であった、。
 美しかったぞ。」

膝裏を手離した謙信様がさんの傍らに回り込んで、その額に軽く口付ける。

あの謙信様が女性を労るなんて……

でも浮かべている微笑みはとても穏やかで、本当にさんの事を想っているんだって痛感した。
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