第13章 一月一日【薄桜鬼/ドリフターズ】
両脚を投げ出して腰を下ろした豊久に跨がって、私はじっくりと身体を拗らす。
勿論、私の中は豊久の一物で隙間無く埋まっていた。
「どう?
気持ち良い?」
豊久の頬を両手で包んで、顔中に口付けながら問えば
「あーー……
背骨が蕩けて仕舞いそうじゃ…」
うっとりとした声が響く。
そして豊久は私の背中に腕を回すと
「…………」
胸に顔を埋めて何度も私の名を呼んだ。
……淋しいのかな?
元服って言っても、所詮まだ十五だもんね。
甘えたい時だってあるよね。
そんな愛らしい姿が可憐しくて、私も両腕で豊久の頭を抱え込む。
だけど豊久の舌が乳房の先端を器用に転がし始め……
その後咥えられて強く吸い上げられれば、母性とは違う女の部分が頭を擡げて来た。
「んっ……それ…駄目……」
「何が駄目ぞ?」
「…………ぅんっ!」
段々と執拗さを増すその刺激に溺れて仕舞いそう。
「…
俺(おい)もお前(まあ)を悦くしたか。
どうすれば良かが?」
乳房を散々堪能した後、豊久は熱い視線で私を見上げて言った。
私が主導権を握っている筈だったのに、いつの間にかそれは豊久に奪われて仕舞ったみたいだ。
「じゃあ…このまま……
下から突き上げて…」
「こう…か?」
「そう……」
「こう?」
「ひあっ……!」
下からずんずんと激しく腰を打ち付けられて霰も無い声が漏れる。
「……此れが悦いんか?」
「ん…悦い……」
「そんなら俺(おい)も嬉しかぁ。」
自分の方が余程果てて仕舞いそうな顔してる癖に…。
でもそんな豊久の事が、どうしてこんなに愛おしいんだろう。