第13章 一月一日【薄桜鬼/ドリフターズ】
………何なの、この子?
まだ十五で、これが筆下ろしで、目の前には縛られたまま脚を拡げる女が居て……
それなのに相手の事を気遣うって言うの?
何処かちぐはぐだけど、その豊久の綺麗な真っ直ぐさに私の胸は痛い程に締め付けられた。
「……ん。」
微笑んで頷く私を見て、豊久もほっとした様に顔を綻ばせる。
「ほんなら……」
そして、ゆっくりと腰を沈めて来た。
「んあっっ…」
入って来た物の圧倒的な質量に声を上げて仕舞ったけれど、それでも充分に蕩けていた私の中は難無く豊久を根元まで受け入れる。
「く……ぅ…」
切な気に漏れ出した豊久の声を聞いて、その姿に視線を向けて見れば、眉を顰めて小刻みに身体を震わせていた。
「何ぞ……此れは?
ん中、うねうねと動きよって……堪らんく熱か!」
こんなに立派な一物を持ってる癖に、そんな可愛らしい反応をするなんて反則じゃない?
一寸だけ苛めたくなっちゃうなぁ。
私がぐっと下腹部に力を込めると
「あっ……駄目じゃ、!
そん締め付けよったら、出て仕舞うど……」
豊久の身体がびくんと跳ね上がった。
ふるふると首を横に振りながら、泣き出しそうな顔をして私を見下ろす豊久が本当に可愛い。
「良いよ。達っても……。」
もう一度、中に在る豊久をきゅっと締め付けてみると
「うあっ……!
も……出るっっ!!」
あっという間に熱くて大量の白濁が私の中に注がれて来た。