• テキストサイズ

孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第13章 一月一日【薄桜鬼/ドリフターズ】


確かに私の手管なんて必要無いよね。

豊久の『それ』は、もう充分過ぎる程に聳り立っている。

………若いって凄いな。

ううん…でもそれ以上に持って生まれたその立派さを目にして、私は小さく喉を鳴らした。

「じゃっどん……こん狭い此所に俺(おい)の此れが入るんか?」

既に豊久の指は奥まで差し込まれ、私の中を確かめる様にゆるゆると動いている。

想像以上の大きさを見て私も不安になったけれど……

でも、そうだからこそ欲しいって思う自分も居た。


「大丈夫だから……来て。」

私の言葉に促されて、豊久がじりっと身を寄せて来る。

先端を私の秘裂に押し当てて……でも何故かそこから進もうとしない。

どうしたのだろうと豊久を見上げると、その目はじっと私を見つめていて

「……」

少し掠れた声で私の名を呼ぶ。

「辛かったら言っちくれな。
 無理にはしたく無か。」
/ 834ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp