第13章 一月一日【薄桜鬼/ドリフターズ】
「……っ………ふ…ぅ…」
触れられてもいないのに呼吸が荒くなって仕舞う。
そう、豊久に見られているだけなのに……。
豊久は私の足首を掴んで自分の方へずるりと引き寄せた後、私の着物の裾を大きく割って開脚させた。
上半身は荒縄で固定され、両膝は豊久の手で押し開かれ……
唯々、視姦され続けるだけで、私の其所はもう充分に潤っていた。
「女子の此所……初めて目にしたが不思議じゃの。」
言いながら豊久は私の股間に一層顔を寄せる。
「ひくひく動いて……もじょ(可愛い)かぁ。」
ああ……そんな事言われちゃったら、私、また……。
まだ女を抱いた事の無い少年の無垢な言葉に煽られて、彼所をぐちゃぐちゃにしてる自分が酷く淫乱な気がする。
でもそれがまた自分を昂ぶらせている事も事実だ。
「………あ…」
自分の中からとろりと溢れ出るのを感じて声を上げると、豊久も興味深そうに問い掛けて来る。
「…何ぞ出て来よるが大丈夫か?」
「ん……豊久に触って欲しいから…だよ。」
「そうなんか?」
「………触ってくれる?」
瞬間、豊久の指先が秘裂をするりと擦り上げた。
「んっっ!」
その遠慮がちで頼り無い刺激が逆に堪らない。
「こん中に俺(おい)の一物が入るんよのう。」
言いながらくちゅくちゅと入口を擽られれば、もう私も限界だ。
「ね……豊久、これ解いて。
私が豊久の…大きくしてあげるからぁ。」
もう逃げようなんて気は更々無かった。
本当に豊久が欲しくて堪らなかっただけ。
でも………
「必要無か。」
そう言って袴を脱いだ豊久の一物は、吃驚する程に立派だった。