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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第12章 密か【イケメン幕末】


近藤殿は恥じる様子も無く、私の目前でばさばさと着ている物を脱いで行く。

段々と顕になる逞しい御身体を目にして、端なくも私はこくんと喉を鳴らして仕舞った。

そして全てを脱ぎ終えた近藤殿は、その場にごろりと横になる。

仰向けで寝転がる近藤殿の股間では、『それ』が見事な迄に屹立していた。

「さあ、………おいで。」

艶やかな声色で誘われた所で、私は何をするべきなのか全く見当も付かない。

「あ…あの……
 私はどう…すれば……」

只管おろおろと狼狽えるだけの私を、近藤殿は優しい笑顔で促した。

「簡単な事だ。
 此所に跨がれば良い。」

『此所』?

『此所』って、やっぱり………

私の視線がその一点だけに集中するのを見届けて、近藤殿は再度私を促す。


「……………おいで。」
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