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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第10章 Messy Lover【イケメン戦国】


家康は徐に浴衣の裾を左右に大きく拡げた。

いつもなら直ぐに私の着ている物を剥ぎ取るのに今日は何故?

不思議に思った私は家康に問い掛けてみる。

「このまま……なの?」

「俺が選んだ浴衣だからね。
 脱がすなんて勿体無いよ。」

そして家康は手際良く私の右手首と右足首、左手首と左足首を絹紐で拘束した。

「………っ!」

当然私の膝は折り曲げられ、身体に力を入れていないと秘部が露になってしまう。

「駄目だよ、。
 ほら……もっと力を抜いて。」

そんな事を言われたってどうしても羞恥が勝ってしまい、私は小さく首を振った。

「仕方無いな。」

そうなる事を予想していたのか、家康は刀を手に取りそれを抜く。

そして鞘だけを私の両膝裏に噛ませ、開脚した状態で絹紐を使い膝を固定した。

「……ぃ…や……」

完全に露になってしまった秘部を見つめられ、私が顔を真っ赤に染めて身を捩ると

「自分で動けないって……凄く唆られる。」

家康は酷く満足そうに呟いた。

「の此所……ひくひくしてる。
 俺に触って欲しいの?」

自由に動かせない身体がもどかしくて、家康に言葉で煽られるのが恥ずかしくて……

なのに私はどんどん昂ってしまう。

「やっぱり思った通りだな。
 は『こういう行為』が好きなんだ。」

「そんな事っ……」

そんな事無い……と言おうとしたのに最後まで言えなかった。

だって、確かに今の私は悦んでしまっているから。
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