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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第9章 朧月【イケメン戦国】


一物を抜き出した其所からはとろりと白濁が溢れ出し、俺の益々の加虐心を煽る。

直ぐ様襦袢を剥ぎ取り仰向けに転がすと全身に舌を這わせ、今度は正面からを貫いた。

「はっ……
 どうだ、。
 もう痛くねえだろう?」

の其所はもう抵抗も無く、素直に俺の一物を受け入れている。

ぐじゅぐじゅと音を発て、泡立った俺の白濁が押し出されて来た。

「やっぱりお前の此所は堪らねえ。
 もう一回……出すからな。
 んっ……くぅ……」

そして呆気無く二度目の欲を吐き出す。

立て続けに感じた快楽に身を震わせ、俺はそのままどさりとの身体の上に倒れ込んだ。


「お前……また痩せたか?」

の身体を抱え込んだまま俺は問う。

当然返事は無い。

「骨が当たって痛え。
 もっと太れよ。
 抱き心地が悪いんだ。
 ちゃんと飯を食え。」

俺が居る時は俺が、俺が安土を離れる時には秘密を守れる忠実な家臣が、きっちりとの食事を充分に用意している。

だがは小鳥の様に僅かな分量しか口にしなかった。

まあ、当然と言えば当然だ。

何しろ監禁されて居るんだから。

俺が拐った当初は「何故だ」「どうしてだ」と俺を責め立てた。

初めて凌辱した時には泣き叫び激しく抵抗した。

に傷を着けない様に事を成すのに酷く苦労した程だ。

そんな非道な行いを何度も繰り返すうち、は人形の様になった。

俺が言える事では無い……そんな事は百も承知だが……

俺が欲しかったのはこんなでは無い。
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