第8章 横恋慕【イケメン幕末】

「あっ……やっ……
　近藤さん………いやぁ………
　止めて………」

ぱんぱんと大きな音を発てて、上から近藤さんの腰が叩き付けられる。

その度に私の中に抜き差しされる様を近藤さんは愉快そうに見つめていた。

行為そのものよりもその厭らしい部分を見られている事が私の恥辱を煽り、無意識に拒絶の言葉を吐いてしまう。

「『止めろ』は聞かぬと言っただろう……。
　さあ、もっと悦がって見せてくれ。」

「んんっ……ぅあっ……」

益々速く激しくなる抽挿に思考が乱されて行く。

そう、恥辱も感じ無くなる程に。

「本当に……可愛い。
　…………。
　お前は何て愛おしいのだろう。」

ああ…近藤さんから紡がれる言葉だけで果ててしまいそう。

愛する人にこんなにも愛されて……もう私は限界だった。

「こんど……さ……っ…
　もう……もう……」

「うん？
　達ってしまうか？」

「は…い………」

涙目で懇願する私の頬を近藤さんの手が優しく撫でる。

「良し。
　では達かせてやろう。」

頬を撫でた手が繋がっている部分に移動したかと思うと優しかった手は一転、激しく秘芽を摘まみ上げた。

「ひぃっ……」

抽挿に加えてのその刺激に私は背中を反らせて叫んだ。

「くっ……
　良く締まる。
　俺も果ててしまうぞ。」

途端に近藤さんの息が上がり、私を穿つ速度が一層上がる。

「……
　このまま……良いか？
　中で果てても………構わんか？」

「はい……はい、近藤さん。
　一緒に……」

「ああ………一緒にっ……」

そして二人同時に限界を迎え、意識が遠退きながらも中に注がれる近藤さんの熱を私は確かに感じた。