第7章 Phantom pain~幻肢痛~【薄桜鬼】
吐き出した後もその名残を惜しみ、くちくちと緩やかに掻き混ぜてから牡茎を引き抜く。
散々俺に突かれたそこは厭らしく拡がっていて、とろりと白濁を溢れさせた。
「………ん。」
その感触に気付いたが自分の秘部に指を這わせて白濁を掬い取り、不思議そうな顔をしてそれに塗れた指先を見つめ俺に問う。
「………これが?」
良く良く考えてみれば酷く下品な行為だが、清々しいまでのの無垢さが俺の寵を欲しいままにする。
「そうだ。
お前が愛おしくて……
お前との子が欲しくて……
俺が吐き出した種だ。」
は指先を見つめたまま、今宵一体何度目になるだろうか……
また可憐な笑顔を浮かべて「嬉しい」と呟いた。