第7章 Phantom pain~幻肢痛~【薄桜鬼】
「……俺を見ろ。」
固く閉ざされていたの瞼がゆっくりと開き、俺を真っ直ぐに見上げる。
「俺も随分と余裕の無い顔をしているだろう?」
「………千景様。」
「お前は美しい。
そんなお前と交わっている事が俺を昂らせる。」
俺の言葉には幸福そうに微笑んだ。
只それだけなのに……
それだけの事に俺の下半身は見事に反応してしまう。
「………っ。
お前の身体を気遣うべきなのは理解しているが
少し……耐えられそうにない。
激しく動くぞ……良いか?」
「はい。
千景様の思うままに……」
健気にも俺の下卑た欲望を受け入れたの細い腰を両手で固定し、狂った様に突き上げる。
「あっっ……う…んん……んっ…んぅっ……」
壊れてしまいそうな程に揺さぶられるの細い身体。
漏れ出す苦し気な掠れた声。
それでもその目は快楽に溺れている様に見えた。
「ち……かげ…さま……
可笑しいです……
どうしよ…う…
これ……びくびく…して…
何か…が……私……」
自分が感じている感覚を俺に伝えようと、は必死で語り掛けて来る。
「大丈夫だ、。
分かっているから……
そのまま身を委ねていろ。」
そう、お前が間も無く絶頂を迎えるだろう事は分かっている。
お前の中が一層俺を締め付け、ひくつき、尋常では無い液体を溢れさせているからな。
その所為で、もう俺も限界だ。
「………
お前の中に……出すぞ。」
「うっ……んん。
はい……千景……様。」
「くっ……出るっ。」
「ああっ!」
最奥に思い切り欲を吐き出した瞬間、大きく震えたも初めての絶頂に飛んだ様だ。