• テキストサイズ

コトノハつむぎ

第1章 さいしょ


「おっ、なになに?
こーんな何も無ぇトコに誰か居んの?」

デカパン「ホエホエえええええぇぇ!!!??
貴様らちょっと待つダス!!」

「うざ・・・。
なにそんなマジギレしてんの。そんだけ大事なもんな訳?」

「あっ!
もしかして、ついに幼女監禁しちゃったとか?」

「いやいやまさか・・・・・・けど・・・無くは無い、かも。いや寧ろ有り得そう・・・!
デカパン博士、縛るね」


ざわ・・・


好き放題言われっ放しの博士。
好き放題行動しようとする複数人に声を荒らげる博士。


今日はやけに音が多い。

あれ。でも今のざわって・・・と、考え事をしてたら今度はぬうっと誰かの顔が間近に。






「ねえねえ!
こんな所でなんで寝てるのー?
もうお日様てっぺん過ぎたよー?布団剥ぐ?野球挙す、る・・・・・・・・・?」

「はいはい、十四松兄さん落ち着・・・・・・って、落ち着いた?
え、なにどうしたの十四松兄さん。まさか本当にデカパンが幼女監禁してるとか言わないよね」

デカパン「んぐもっ、んぐーー〜〜っ!!!」






本当に、騒がしい。
博士のくぐもった声まで聞こえる。

カチリと縦長の白目の中の黒目と自分の視線がかち合う。
白以外の、色。


いつか見た、お日様みたいな。
ああ、確かこれはキいろ。確か信号の真ん中のイロ。


その隣は・・・モモいろ。あったかい季節に咲く桜のイロ。



目がかち合って、数秒。
キいろの人の大きく開かれた口から、なんか出た。
/ 57ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp