第3章 ふたつめ。
おそ松「よっしゃデカパンからのオッケーも出た事だし、まずは喋ろうぜ!」
チョロ松「お・・・おお・・・?
兄さんにしては割とマシな提案・・・」
トド松「もっとスキンシップを要求するかと思ってた・・・」
おそ松「あのなあ・・・さすがの俺でも弱った女の子を取って食うシュミ無ぇからな?
そりゃまあ、出来る事ならハグしたり名前呼び合ったり手ぇ繋いだり是非ともリア充を体験してみたいけどよ」
十四松「わー、触れ合う気満々でっせ兄さん」
一松「せやなー、触れ合う気満々やなー。
好感度上がったらその内何してくるかわからんでー」
十四松「こわいわー!
このままじゃ名無ちゃんがおそ松兄さんの毒牙に曝されてまうわー!」
チョロ松「一松と十四松・・・お前ら何気に関西弁上達してないか・・・?
・・・で、でもまあ・・・名無ちゃんもこうして喋れるようになったんだし、名前で呼ばれたい・・・かも」
カラ松「・・・フッ・・・確かにな。
名無ちゃん、今日は目覚めたばかりだろうしあまり無理はさせたくないのだが・・・どうかその露草のような唇で俺達の名前を唱えてくれないか?」
う、わ。
何アイツ。誰アイツ。
カッコつけてるつもりかよ。なにあのキリッとしたつもりの表情。グチャッとしたくなってくるんだけど。
・・・けどチョロ松兄さんの言う事には賛成、かな。
名無ちゃんに、僕の名前・・・呼んでもらいたいかも。いや、呼んで欲しい。