第3章 ふたつめ。
私の前には、同じ顔が六つ。
私の隣には、博士。
『・・・・・・音色、名無です・・・。
みんな・・・・・・はじめ、まして・・・。・・・ひさしぶり』
まだ上手く喋れないけど、ゆっくり自分の名前を言った。
みんなに言いたかった、挨拶も言えた。
十四松「!
名無ちゃんっ!」
『、はい』
十四松「!!
名無、ちゃん!!」
『、はい・・・じゅうし、まつ・・・くん』
十四松「!!!
名無・・・ちゃんっ!!!」
『・・・、ふふ・・・じゅうしまつ、くん』
十四松「!!!!
一松兄さん一松兄さん一松兄さん!!
名無ちゃん笑ってる!声出せてる!!動けてる!!!」
一松「、・・・・・あ・・・うん・・・。
・・・うん・・・。・・・・・・・・・・・・え?」
おそ松「あー・・・・・・ははは、さすがにこれはな・・・。
うん、取り敢えず十四松・・・気持ちは解っけど落ち着け。な?」
トド松「ほ、本当に名無ちゃん・・・なの、?」
『ふふ・・・っ、ほんもの・・・だよ、?
ちょっと・・・しゃべりづらい、し・・・うごき・・・・・・づらいけど』
カラ松「・・・・・・・・・くっ・・・や、やはり運命の歯車があの時動き出していたか・・・!」
チョロ松「・・・・・・あー。一松、取り敢えずバズーカ」
一松「あいよ」
チョロ松くんに言われて、一松くんはどこからともなくバズーカを取り出した。