第1章 さいしょ
一松「キャンセル、って事は・・・。
さっきの十四松の雷を消したのってあの名無とか言う女の子の力って事?」
一松がぽつりと聞く。
確かに無効が名無って子の力なら納得がいく。
デカパン「十中八九、そうダスな。
あの十四松が気絶した状態で自分の力を制御するとは思えんダス。それに、チョロ松のもダス」
チョロ松「えっ、俺?」
デカパン「絞め殺されるかと思ったダスよ・・・。
お前、生やしたツタを戻した覚えはあるダスか?」
チョロ松「・・・・・・言われてみれば、無い・・・」
トド松「えっ、えっ?
じゃあさっきの十四松兄さんの雷と一緒にチョロ松兄さんのツタも無効化されたって事?」
デカパン「そうなるダス」
まじでか。
今の今まで六つ子以外の属性持ちと会った時ねえから、ビックリだぜ・・・。
でも、それでも。
おそ松「なあ、デカパン。
なんでそんなすげぇ属性持ちの子を、あんな何にも無ぇ部屋に寝かせてんの?それも一人ぼっちで」
デカパン「、・・・・・・っ・・・」
聞かれたくなかったっぽい。
俺がそう聞けば、デカパンは視線を下に下げた。
あー、これはあれか?
タブー的な内容なのか?