第1章 さいしょ
デカパン「・・・・・・言えない、ダス」
俺が質問してから、かなりの間を開けてデカパンはそう言った。
その言い方がすっげー弱々しくて、少し声が震えてて。
でもよ、デカパン。
話してんの、相手俺らだぜ?
チラッと弟達にアイコンタクト。
みんなニヤリと口角を上げてくれた。
おそ松「ふーん。
言えない、か・・・・・・言えないんだってよ。
どーするぅ?」
トド松「Twitterに拡散しちゃおっか。
僕、割とフォロワー多いよ?」
デカパン「・・・・・・、は?」
チョロ松「110番に連絡でもする?
パン1の大男が女の子1人を何も無い部屋に1人だけ寝かせてるって言えば飛んでくるんじゃないかな」
デカパン「、・・・んなっ・・・!?」
カラ松「フッ・・・カラ松ガールズにも伝えておこうか・・・。
ガールズの拡散力は流星にも劣らないぜ」
一松「クソ松ウゼェ。
虎の餌そろそろ切れかけてたし・・・脂肪たっぷりだしちょうどいいかもな」
デカパン「え・・・・・・、な・・・何言って・・・!」
おそ松「デカパンよぉ・・・。
社会的に死ぬのと、現実的に死ぬの・・・どっちいい?」
あーあ、俺今すっげー悪どい顔してんだろうな。
自覚ありの表情で足を組みながらデカパンにそう聞いた。