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観察日誌  リヴァイ・アッカーマン

第89章 八十九日目



面倒なデスクワークをさっさと終わらせ、夕方ウリエの様子を見に行った。
もちろん厩舎にいた。

仔馬、ジークリットはとっくに離乳を終え、他の馬達と同じ食事を取れる年月になっていた。
体躯もよくウリエをとっくに抜かしていた。

しっかりと世話が出来ているようで、指摘するような事はなさそうだ。

ウリエは俺に気が付くと笑顔で近づいてくる。
別にわざわざ呼んでもいないのに来る必要は無い。

「ジークリットの調子はどうだ。」
「はい。良好です。」

話すことと言えばこれくらいだ。
共に夕食に向かい、何か話す事は無いかと考えたが特に思い浮かばなかった。

ウリエは俺と同じようにノートに馬の事を書きこんでいる。

随分楽しそうだ。





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