• テキストサイズ

観察日誌  リヴァイ・アッカーマン

第46章 四十六日目



突破口を見つけた。
本の話題だ。

「今日は何を読んだ。」
「立体起動装置の本です。」

最近は難しい本を読み漁っているようだった。

「何が面白い。」

この質問だ。
これが突破口だと俺は思う。

「………。」

黙ったのだ。
少し眉を寄せて悩み、口をつぐんだ。

俺はそれ以上質問しなかった。
話しかける事もせずに、いつものようにこれを書く。

俺はいつも、これを書き終えたら寝る。
だから、大抵これを書いている時ウリエは、ベッドを整え縁に座って俺が寝るのを静かに待つ。

今日は少し戸惑っているようにも見える。

少しずつ試そう。


寝る。



・・・
/ 202ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp