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観察日誌  リヴァイ・アッカーマン

第180章 百八十日目



朝からウリエは張りきっていた。

ペトラから貰ったお気に入りの白いワンピースに朝早くから着替えて、支度を済ませ。
朝食もその格好のままで行っていた。

「おはよう、ウリエちゃん。あれ?お出かけするの?」
「おはようございます、ペトラさん。はい!リヴァイさんと街へ買い物に。」
「似合ってるよ!楽しんできてね!」
「ありがとうございます。」

店が開く時間まで、汚れないよう気をつけながらジークリットと過ごした。
もちろん俺も付いて行った。

ようやく街が活気づく時間になれば、待ちきれなくて早足で街に飛び出す。
だから、俺がしっかり手を握っていなければならなかった。
ガキか…。

早速向かったのは、女が好みそうな服屋、靴屋でもなく、ケーキ屋でもなかった。

「おい、本屋は通り過ぎたぞ。」
「本は、リヴァイさんと一緒に図書館へ行くのでいりません。」

本屋の前でも足を止めることなく歩いて行く。

「ウリエ。なにを買いに来たんだ。」
「馬具です。」

自信たっぷりに言ってのけたウリエ。

拍子抜けした。
自分のためではなく、大きくなったジークリットのために新しい馬具が欲しいのだと言った。

まぁ、ウリエらしいが。

「お店はフリーダさんに教えていただきました。」

そう言う所はちゃっかりしている。


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