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観察日誌  リヴァイ・アッカーマン

第12章 十二日目




腹が減ったら、飯を食っておけ。
眠くなったら寝ておけ。

壁外調査の準備でしばらく部屋に戻れないかもしれない。
一応この二つの事だけを言いつけ、暇つぶしの本を与え、様子を見る。

本を渡すと、俺の物かと思ったのか。
俺の机にきっちりと並べ自分の定位置、椅子へ戻ろうとする。

一々いらつく。

「お前の物だ。俺がいない時間に読むと良い。」

そう言って本を押し付けると、しばらく驚いてから、コマンドとしてのYESをひねり出していた。



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