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観察日誌  リヴァイ・アッカーマン

第127章 百二十七日目



休日だった。

先日ウリエが世話になった老夫婦に、改めて礼を言いに行った。
ウリエもこの時は「お世話になりました。」と自ら深々と頭を下げていた。

ひとりで馬に乗れるようになったウリエ。
馬の背に乗ってジークリットの綱を引く様子は、今まで人形だったとは思えないほど自由だった。

もし、こいつが自由になってしまったら俺から離れていく事はあるのだろうか。
自らの足で歩き、興味のある物を見つけ、それを掴もうと手を伸ばしたら?

俺はウリエの事を思ってその手綱を放せるだろうか。

……らしくねぇな。





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