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観察日誌  リヴァイ・アッカーマン

第7章 七日目




これを書き始めて一週間。

今日は、そろそろこいつに感づき始めている調査兵団の奴らの所へ連れて行ってみた。

朝食はいつも通り部屋で。
大きな訓練は無かったので、ゆっくりと昼食時間を取れた。

「食堂へ昼食を食べに行く。相応しい恰好をしろ。」

俺の言い方がまずかったのだろうか。
こいつはいそいそと、ここへ来る時に着て来た服を身に付け、あっという間にごてごてと着飾った貴族のお人形に早変わり。

「それで食事に行くつもりか。」

YES。と答える事はしなかった。
俺の人形だから俺の好きなような格好させろというのだろう。

仕方なくタンスの中から茶色のスラックスとカットシャツ、スラックスと同じ色のジャケットに着替えさせた。

「いくぞ。」
「はい。マスター。」
「マスターはいらない。」
「…はい。」

食堂までの道のり、何人かの兵士らとすれ違う。
彼女は怯えるでもなく恥ずかしがるでもなく、それなりに堂々と俺の後ろをついてきた。
中に入れば、俺と昼食を取れ。と言っておいた部下たちが食事を前に待っていた。

「兵長。後ろの方は?」

右手前からグンタ・シュルツ、エルド・ジン。
左手前からペトラ・ラル、オルオ・ボザド。
ここにわざわざ名前を記す必要はないと思うが、お前がもしこの時の事を覚えていた時のために書いておく。

一番最初に声をかけてきたのはエルド。

自分で自己紹介をさせようと思ったが、余計な事を言われては元も子もないと思い、俺がわざわざ紹介してやった。



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