• テキストサイズ

〜Cafe myosotis〜

第8章 -感謝の気持ち-(花巻/青峰/岩泉/鎌先/木吉)


「ん?なんだ、鎌先、今日入ってたのか?」


「おう‼︎今日すみれが来るって、
メールくれてたからな!」


不思議そうに質問する木吉に
鎌先は自信満々でこたえる。


「あ!鎌ちだ〜♪おはよー!
うん!メールは皆に送ったよ〜?
それより、おかわりはーー⁈」


「それより〜⁈」


すみれは鎌先のことばに
岩泉の腰から顔をあげ、
今度は鎌先に絡みはじめ、
鎌先の腕を掴んだ。


「おい⁈すみれ⁈」


「鎌ちーー‼︎眠い〜〜!もう寝る〜!」


「おいっ‼︎こら‼︎はなせ!すみれ‼︎」


すみれに腕を掴まれ、
腕から引き離そうとする鎌先だが…


「鎌先…顔がにやけてるぞ?」


「何考えてんだ〜?」


岩泉と木吉の鋭いツッコミが入る。


「に…にやけてねーって‼︎」


「おい!」


3人のやりとりに
突然もう1人の男の声が…。


「はぁ〜。
どいつもこいつもうっせぇなぁ。」


そう言いながら、大あくびをし、
気だるそうにカウンターに
向かって歩いてきたのは、
カウンターの後ろ側のソファ…
普段は本が積まれているのだが…
そこに寝ていた青峰だった。


「あ‼︎おまえ‼︎どこにもいねぇと思ったら、んなトコでサボってたのかよ⁈」


すかさず岩泉が青峰に向かって怒鳴る。


「あん?今日人数いすぎだし、
オレ1人いなくても問題ねぇだろ?」


「はは…青峰らしいなぁ。」


「おいっ‼︎おまえっ‼︎ったく‼︎
二口みてぇな奴だなっ‼︎」


1番年下のくせに物怖じしない青峰に対し、相変わらずマイペースの木吉に、
青峰の挑発に
しっかり乗ってしまう鎌先…。


「うっせぇ‼︎ちゃんと働けっ‼︎
じゃねーと、この店にある
マイちゃんの写真集全部燃やすぞ⁈」


でも、しっかり蹴りを入れたのは、
やっぱり岩泉だった。


「いってぇ‼︎
はぁ⁈んなコトさせっかよ⁈」


ガン黒だろうが生意気だろうが、
さすが…あの京谷をも手なずけた⁈
岩泉の手腕だった。


さすがの青峰も少しおとなしくなったが、そこでずっと鎌先の腕に抱きついて寝てしまったすみれに気づく。


「おい!すみれ、寝てんぞ?」


/ 69ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp