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〜Cafe myosotis〜

第7章 -仕事とドジと喧嘩とあなた-(東峰/菅原/澤村)


旭には絶妙なタイミングで、
菅原が戻って来た。


「おう。スガー。久しぶり!」


「ス…スガ…」


旭は真っ青になりながら、
菅原の横に行くが、
菅原はまったく気付いていない。


「スガにも紹介するな。
檜原すみれさん。オレの婚約者だ。」


「えっ⁈」


先ほどの旭と同様の反応を示す菅原…


「あ…改めまして…檜原すみれです。」


「あ…あぁ。オレも改めて…菅原孝支です。
(やっべぇ…大地の婚約者に
彼氏立候補とか言っちゃったよ…)」


「あ!オレも!東峰旭です。」


旭は先ほどより落ち着いて、
すみれに名前を告げる。


「東峰さん‼︎わたし、てっきり
”アサヒ”が名字かと思ってて…。
大地からいつも話聞いていたのに…
”スガ”と”アサヒ”で気付けばよかった。」


「にしても、偶然てあるもんだなぁ。」


大地はやっと落ち着いて、
すみれの隣に座った。


「よくよく考えれば、
”大地”って人が来るって言ってたし、
スガさんの話し方で気付けばよかった!」


「オレの話し方?」


不思議そうに菅原はすみれを見る。


「はい。たまに”だべ”って。
大地と同じだったから。」


「やべ…なんか恥ずかしいな。」


それから改めて話も盛り上がり、
大地たちの高校時代の話を聞いたり、
すみれは自然と大地と話して
笑顔が増えてきていた。


「そういえば…」


ふと菅原が切り出す。


「すみれちゃん、こんなにいいコなのに、大地、喧嘩したらダメだべー?」


「なっ…⁈すみれ、話したのか⁈」


「だって…凹んでたら…
2人に心配掛けちゃったみたいで…」


「そうだよ、大地ー。
だいたい仕事のコト励ましてて、
なんで会社の先輩とか電車の中とか
わけわかんないほうにいくの?」


旭も同じように大地に言った。


「それは…だなぁ。
すみれの仕事の話って、
いつも烏飼って先輩の話が出てくるし…
話聞いてたら、そいつすみれのコト、
狙ってんじゃないかとか…だなぁ…」


「え⁈大地⁈そんなこと思ってたの?」


ポカンとしたすみれはことばを続ける。


「もぉ‼︎烏飼さん、結婚してるよ?」


「そうなのか⁈でもなぁ…」


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