第6章 エピローグ~今宵この時~
「ごめん……も…ぅ……無理。
………………出すね。」
有希ちゃんの最奥まで牡茎を捩込み、更にその先を抉じ開けるように先端を震わせてから僕は全てを吐き出した。
「くっ………ぅ………」
「んんっっ…」
僕の射精はなかなか止まらなかった。
三年振りだから…だけじゃない。
今、至上最高に有希ちゃんが愛おしいからだ。
有希ちゃんの中が僕の吐き出した白濁でどろどろに満たされていくのが分かる。
頭がくらくらする程の快感を全身で感じ、僕の身体はかくかくと痙攣した。
「は……あ………はあ…………あ……」
漸く痙攣が治まり、有希ちゃんよりも僕の方が呼吸を荒げているのが恥ずかしくなって牡茎を抜こうと腰を浮かし掛けた途端、有希ちゃんの両脚がその腰に絡み付く。
「………有希ちゃん?」
「……嫌。」
「え……?」
「嫌です。………抜かないで。」
有希ちゃんは真っ赤になった顔を背けて呟いた。
「総司さんと……まだ…繋がっていたい……」
耳まで真っ赤に染めて震えながら強請るその姿に、僕自身が有希ちゃんの中でぴくりと反応する。
「もう……君は……どうしてそんなに可愛いの。」
僕は堪らず有希ちゃんを抱き締め、顔中に口付けを落とした。
ちゅっ…ちゅっ…と音を発てて吸い上げる度に有希ちゃんの中はひくひくと蠢き、僕の再びの怒張を促す。
その反応に僕の中で抑えきれない欲望が頭をもたげ始めてしまう。