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薄桜鬼~100万回言うよ~

第6章 エピローグ~今宵この時~


「……動くよ。」

ゆっくりと抽挿を始めると有希ちゃんの身体が強張って、今だ有希ちゃんの口の中にある僕の指に歯を立てる。

「……………っ」

その刺激に僕が僅かに眉を寄せると、有希ちゃんも申し訳無さそうに眉をひそめた。

「ああ……違うよ、有希ちゃん。
 痛いんじゃない。凄く気持ち良いんだ。」

ゆるゆると有希ちゃんを穿ち続けながら僕は微笑んだ。

「だから……もっと噛んで良いよ。
 有希ちゃんに指を喰い千切られたって……
 僕はきっと痛くない。」

「………ん……………ふっ……」

有希ちゃんはとろんとした目付きで僕の指を軽く食むと、閉じられなくなっている口の端からとろり…と唾液を一筋溢した。

その唾液をべろりと舐め取って

「ん……その顔……厭らしいね、有希ちゃん。
 堪んない。」

僕は抽挿を強める。

狭い有希ちゃんの中を押し拡げるように牡茎が抜き差しされる様を目にして、僕の腰から背中に掛けてびりびりとした感覚が突き抜けた。

絶え間無く溢れる有希ちゃんの愛液に塗れた牡茎は、それ自身が意識を持ったようにひくつき最大に膨張している。

「ああ……気持ち良い……
 おかしくなっちゃいそうだ………」

「……ふっ……ぅ……ん……んんっ………」

僕の指を食み続けながら、有希ちゃんもこくこくと頷いた。

「有希ちゃん……苦しい?
 じゃあ…今度はこっちで塞ぐよ。」

有希ちゃんの口から指を抜き出すと直ぐに口付け、差し入れた舌で口腔を犯すように激しく刺激した。

「んっ………ふ…」

部屋中に響くぐちゅぐちゅっ…という卑猥な音が漏れ出しているのは、繋がり続けている口からなのか秘部からなのか……。

有希ちゃんの中は上も下もとても熱くて、もう僕はどこがどう感じているのか分からない程の快感に打ち震え、耐え難い吐精感に襲われる。
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