第6章 エピローグ~今宵この時~
三年振りに抱く有希ちゃんの身体は、以前と変わらず僕を夢中にさせた。
君が悦ぶ場所も全て覚えていたし、有希ちゃんも僕の愛撫に的確に応えてくれる。
君が風間に抱かれても構わない…なんて思った僕はやっぱりどうかしてた。
君は僕だけの物だ。
これから先、有希ちゃんの身体に僕以外の男が触れるなんてもう絶対に許さないからね。
絶頂の余韻に浸り、身体を弛緩させている有希ちゃんの秘部に僕はまた指を差し込んだ。
「ね……そろそろ有希ちゃんの中に入っても…良い?」
まだ敏感なままの入口をくちゅくちゅと擽ると、有希ちゃんの身体がびくんと弾ぜる。
「………っ……ちょっ…と…………待っ………」
「駄目。待たない。
だって……ほら。」
有希ちゃんの懇願を遮って僕は膝立ちになると、下腹に届きそうな程反り返り先走りを滴らせてぴくぴくと痙攣する牡茎を見せ付けた。
「…………あ…」
それを見た有希ちゃんの頬が桜色に染まる。
「もう……こんなになってるんだ。
分かるでしょ?………我慢出来ない。」
僕が切な気に息を吐くと
「総司さん……来て。」
優しく微笑んだ有希ちゃんが、僕に向かって両腕を差し出した。