【進撃の巨人】 never ending dream R18
第33章 使命
「どうか…お前達の力でこの世界を変えてくれ。」
そう言うと、マックスはこちらへ向けて右手を伸ばした。
マックスの温かい手。
人の命を救う、尊い手。
その手を、私は強く握り返す。
この出会いは無駄ではなかった。
そう思える日が来る事を祈り、私達は固い握手を交わした。
「もうお前とは二度と会わない。」と言い残し、去っていくマックスの後ろ姿を見送った。
私も早くここを離れようと、暗闇に広がる地下の街並みを見つめる。
丸腰を襲われてはかなわない。
奪い取った銃はマックスへと返した。