【進撃の巨人】 never ending dream R18
第1章 寒い夜
「父を理解し始めたのは、私が調査兵団に入団してからだった。
リヴァイ…君の言葉を借りて言えば、思っていたよりも“状況はクソ”だったんだな。」
「あぁ、いつだって状況はクソだ。
そしてそれは未だに続いている。」
「リヴァイ…。」
サラの青い瞳がリヴァイへ向けられる。
「もし、リヴァイさえ良ければ…このまま朝までいてほしい。
こんな“クソな状況”でも、かろうじて心に折り合いをつけていられるのは、君がそこにいてくれるからだ。
眠ってくれても構わない。
ただ…いてほしい。」
「あぁ。俺もそうしたい。」
サラの憂いを含んだ微笑みが、リヴァイに投げかけられる。
それはとても美しかった。