【進撃の巨人】 never ending dream R18
第1章 寒い夜
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窓の外は既に明るかった。
早朝の冷たい空気が、部屋の中にまで入り込んでいる。
いつの間にかソファーで眠ってしまっていたリヴァイは、冷え切った頬に比べ身体が温かい事に気付く。
それは、サラが掛けた毛布だった。
眠りに落ちたリヴァイのために、サラが兵舎から持ってきた物だ。
ソファーから起き上がり、机に向かうサラの様子をうかがう。
疲れていたのだろう、サラは机に伏せて眠っていた。
リヴァイはそっと、サラの背中に毛布を掛ける。
机の上には、何千枚もの書類の束が積み上げられていた。
リヴァイは、手前に積まれた書類の中から1枚を手にした。
【死亡通知書】
ウォール・マリア奪還作戦
ウォール・マリア内にて巨人と遭遇 死亡
遺体の有無 回収不能
所属兵団 無所属
そして、最後には死亡者の名前とサラのサインがされていた。
リヴァイは書類を元に戻すと、子供の様に眠るサラの頬を撫でる。
「サラ…お前の心が心配だ。」
【寒い夜】おわり
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