【進撃の巨人】 never ending dream R18
第33章 使命
服の中に銃を隠しているのではないか。
そう思い、私はマックスの服を足で探るように踏みつけた。
しかし、そこに銃らしき物はない。
このまま確証を得る事が出来ないとなれば、マックスをこうして部屋に招き入れた意味もなくなる。
シャツ、ズボンのポケット、靴の中…どこにも銃はなかった。
「…何をしてるんだ?」
こちらに背を向けたまま、苛立つようにマックスは言った。
「服を脱いで早くこっちへ来い。」
「えぇ…。」
私の行動に気付いてはいないようだ。
しかし、このまま何もせずには帰ってくれないだろう。
ここまでしたのだから、私もこのまま諦めるわけにはいかない。
深く息を吸い込むと、私はジャケットを脱ぎ、立体機動装置のベルトを外した。