【進撃の巨人】 never ending dream R18
第33章 使命
「まだやり残した仕事が残っている。
すぐに戻るから…。」
そう告げると、マックスは不満気な表情を浮かべながらため息をついた。
なんてせっかちな男なのだろう。
しかし、その落ち着きのなさは私にとって好都合だった。
焦らせば焦らすほど、マックスは隙を見せるだろう。
そう思ったのだ。
「先にベッドで待っていて。」
私は苛立つマックスの唇へキスをした。
身体を許すつもりはないが、このくらいの“演出”は必要だろう。
もう後戻りは出来ない。
私はマックスを残し、部屋を出る。
やり残した仕事などはない。
本当ならば関係を持つふりをし、彼の服を脱がせてしまうのが早いだろう。
しかし、私の部屋にひとり残されたマックスがどのような行動に出るのか…そこにも興味があった。