【進撃の巨人】 never ending dream R18
第33章 使命
その日の夜、マックスは兵員宿舎の私の部屋へとやって来た。
兵服を着たままの私に対し、マックスはいつもの白衣ではなく、趣味の悪そうな黒いシャツをまとっていた。
「どうぞ。」と、部屋へ招き入れるやいなや、後ろから強く抱き締められる。
「…せっかちなの?」
「お前もだろ?」
マックスは兵服のジャケットの隙間から手を滑らせ、シャツ越しに私の胸を強く掴んだ。
「待ってよ。」
そう言って、私はマックスの手を振り払う。
本当に関係を持とうなどとは思っていない。
しかし、あくまで自然に事を運びたい。
悟られぬよう、私は彼の頬を撫でながながら、じっと瞳を見つめた。