【進撃の巨人】 never ending dream R18
第33章 使命
「お前は…何歳だ?」
突然思い出したように、マックスは私を見ながらそう言った。
今まで他愛のない話はたくさんしてきたのだが、マックスに私の年齢を教えた事はなかった。
当然、私もマックスの年齢など知らない。
20代後半…というところだろうか。
年上である事は確かであるが、とくにその年齢を気にした事などなかった。
「19歳。」
そう答える私をまじまじと見つめ、マックスは笑う。
「19か…。
ならば先ほどの彼女とそう変わりはないだろう。」
確かに、マックスの言う通りだ。
しかし、先ほど医務室から出てきた瞬間の彼女の表情…。
初めて恋を知った少女の表情。
その表情はもう、私には無縁のものだ。