【進撃の巨人】 never ending dream R18
第33章 使命
しかし、私はこんな話をしにここへ来たわけではない。
マックスが銃を隠し持って、この調査兵団本部へとやって来た理由。
それが知りたかっただけだ。
苛立つ気持ちを抑え、私は医務室の中を見渡す。
銃を隠しているのだとすれば、それは一体どこなのだろうか…。
肌身離さず持っているのだとすれば、下手に動く事は出来ない。
どうすれば、彼は私に隙を見せるだろうか…。
思考を巡らせる私とは裏腹に、彼は空になったティーカップへと再び紅茶を注いだ。