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【進撃の巨人】 never ending dream R18

第33章 使命


次の日の夕方、執務室で書類をまとめ終えた私は、マックスがいる医務室へと向かった。



頭にあったのは昨日のミケの言葉。



マックスが銃を隠し持っている可能性が高いという事だ。





この狭い壁の中で銃の所持許可を持つ者は限られている。



治安の悪い地区などでは、護身用も含め、銃を不正所持する者も少なくはないのだが、私達の住むこのウォール・ローゼ内では兵団関係者と一部の狩猟民族にのみ、所持許可が与えられていた。



そんなウォール・ローゼ内でマックスが銃を持つ理由…



例えそれが護身のためだったとしても、医者である彼がこの調査兵団内で一体何から身を護ろうというのだろうか。





「…彼はたしか、王都の病院に勤めていたと言っていたな。」



今まで交わしたマックスとの会話を思い出しながら、私は医務室までの廊下を歩いた。






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