【進撃の巨人】 never ending dream R18
第33章 使命
数日後、私は左足首の包帯が取れ、普段通りの生活が許可された。
その日も私は医務室でマックスと雑談を交わした後、兵舎へ戻ろうと渡り廊下を歩いていた。
すると、兵舎の入り口に立っているミケに気が付いた。
ミケは壁外調査からの帰還後、日々の訓練に参加出来ない私に代わり、分隊内の全てを引き受けてくれていた。
ミケは私に気が付くと、ふいに視線をそらす。
そんなミケに、私はすぐさま駆け寄った。
「ミケ。」
ここ数日は私自身も執務室で壁外調査の事後処理を行っていたため、こうして顔を合わせて話すのは久しぶりだった。