【進撃の巨人】 never ending dream R18
第33章 使命
「また明日来てくれ。」
そう言われ、私は医務室を後にする。
明日も彼に会えるのだと思うと、自然と胸が高鳴った。
しかし…これは恋などではない。
大切な家族を失った私は、どこかで心の拠り所を探していたのだと思う。
そんな時、かつての恋人に似ているマックスが現れた。
傷付いた心を癒してくれるマックスに多少なりとも好意はあったが、決して彼と深い仲になりたかったわけではない。
ふと、私は父とクレアの事を思い出す。
きっとクレアは父にとって、愛する母を失い傷付いた心を癒してくれる存在だったのではないだろうか。
そんな事を…思った。