【進撃の巨人】 never ending dream R18
第33章 使命
「心配するな、ただの捻挫だ。
あの高さから落ちてその程度の怪我とはな。」
再び男は愉快そうに声を出して笑った。
「もう少し眠るといい。」
そう言うと男はベッドの周りを囲むカーテンを閉め、医務室を出ていく。
私は男の言う通り再びベッドへ横になり、天井を見つめた。
もう二度と会う事のないエリクを思い出し、私は瞳を閉じる。
壁外調査の事後処理はまだ済んでいなが、もう1時間だけでも眠りたい。
「“マックス・ベレ”…。」
そうつぶやき、私は再び眠りの中へと落ちていった。