【進撃の巨人】 never ending dream R18
第32章 エルヴィン・スミス②
深いため息をつきながらベッドへと腰を下ろす。
心身ともに疲れ果てていた。
頭を抱え込み、ひどくうなだれる。
そんな俺のもとへ、彼女はやって来た。
「エルヴィン分隊長、いらっしゃいますか?」
ドアをノックする音、そして彼女の声。
「クレア…入りなさい。」
そう呼び掛けると、部屋のドアがゆっくりと開く。
そこには柔らかに微笑む彼女が立っていた。
「執務室にいらっしゃらなかったので、こちらでお休みかと思いまして…。」
そう遠慮がちに話す彼女に、俺は安らぎを求めた。
「クレア…こっちへ来なさい。」
彼女へと手を伸ばし、きつく抱き寄せた。