• テキストサイズ

【進撃の巨人】 never ending dream R18

第32章 エルヴィン・スミス②


「分隊長、甘い物はお好きですか?」



「…甘い物?」



「はい。」





突然何を言い出すのかと、俺は首をかしげた。



そんな俺を、彼女は恥ずかしそうに微笑みながら見つめていた。



それは以前のようなあどけなさの残る少女の表情などではなく、大人びた女性の表情。



俺が気付かないうちに、彼女は大人の女性へと成長していたのだと思う。





「甘い物を食べると、疲れがとれるんですよ。

お菓子作りは得意なんです。

よく弟にも作ってあげていたので。」



彼女はそう言った。





普段は甘い物など口にする事が無かった俺だが、彼女の柔らかな微笑みを見ているととても心が癒された。



「甘い物か…。

君が作った物ならいただくよ。」





そう答えた俺に「待っていて下さい。」と、彼女は嬉しそうに微笑み、執務室を後にした。






/ 841ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp