【進撃の巨人】 never ending dream R18
第32章 エルヴィン・スミス②
しばらくして、彼女は内地の病院へ行く事となった。
いつまで経っても完治する事のない彼女の右脚。
このままの状態では、調査兵団に所属し続ける事は難しいだろう。
「大丈夫です。
すぐ良くなりますから。」
そう彼女は笑っていたが、壁外調査から半年以上経っても脚を引きずり歩く姿は、とても笑い事ですまされる様子ではなかった。
「内地の病院には腕の良い医者がいる。
診てもらいなさい。
君の身体が心配なんだ。」
そう言った俺に、彼女は「…分かりました。」と少し困った表情を浮かべながらうなずいていた。