【進撃の巨人】 never ending dream R18
第26章 永久に碧く~守りたい~●
訓練兵団の生活も残り1年となったある日。
いつものように、私の元へ1通の手紙が届いた。
差し出し人は“モーゼス・ブラウン”。
調査兵団にいる私の唯一の“友達”。
そして、私の帰りを待ってくれている唯一の“理解者”だった。
嬉しさでときめく心を落ち着かせ、私は兵舎のベッドへと潜り込む。
ハンジに邪魔をされたくない。
そんな気持ちからか、手紙を読むのはいつもベッドの上だった。
はやる気持ちを抑え、私は丁寧に封を開ける。
取り出した3枚の便箋。
そこに書かれていた文字に、私の心は暗い暗い闇の中へと落とされることとなる。
“調査兵団・第1分隊副長、メラニー・シードが壁外で命を落とした。”
私はまた…大切な人を失ってしまったのだった。