【進撃の巨人】 never ending dream R18
第1章 寒い夜
「落ち着かないかい?」
サラの突然の問いかけに、リヴァイは戸惑う。
「いや…悪くない。」
そう言葉を返すリヴァイを見て、サラの表情が優しく緩んだ。
「最近…気付いたよ。」
ふふっと笑いながら、サラは言う。
「リヴァイ…君の“悪くない”は“良い”という意味なんだな。もしくは…」
サラは真っ直ぐとリヴァイを見つめた。
「“好き”という意味か?」
サラの瞳が潤む。
その瞳を見つめながら、リヴァイはサラに向かって手を伸ばした。
「こっちへ来い。」
サラはペンを置くと、ゆっくりとリヴァイの元へと歩み寄る。
伸ばされた手に触れようとした瞬間、腰に手をまわされ膝の上にまたがるように促された。
サラは、向かい合う形でリヴァイの膝の上にまたがった。
ひとつに結わえた長い黒髪が解かれ、指先に絡められる。
その髪に、リヴァイはそっと口づけた。
「キスは唇にするものだよ。」
そう言うと、サラはリヴァイにキスをした。