【進撃の巨人】 never ending dream R18
第25章 永久に碧く~交差~
「1つだけ…絶対に勝てる方法があるよ。」
そう言うと、3人は一斉に私の顔を見た。
「どんな方法だい?」
驚いた表情を浮かべるロイを見つめ、私は真剣な眼差しでこう答える。
「絶対に勝つ方法…それは、
“勝つまで戦い続ける事”だよ。」
真面目に答えたつもりであった私の言葉に、ロイとハンジは「なんだよ、それ。」と言いながらゲラゲラと笑い出した。
「勝負を挑み続ければ、負けた事にはならないでしょ?」
急に恥ずかしさが込み上げ、頬を赤らめながら反論する私を見て、ロイとハンジは更に笑い出す。
「じゃあ、俺はいつまでミケと勝負すればいいんだ?」
「サラって、意外と面白い事を言うんだな?」
笑い続ける2人から逃れたいという気持ちからか、私は隣に座るミケへと、すがるような視線を向けた。
ミケは先ほどと同じように、私と目が合った途端、すぐさま視線をそらす。
しかし、その直後にミケの口から発せられた言葉に、私達は驚くこととなる。
「俺もそう思うよ、サラ。」
ロイとハンジにとっては面白いだけであった私の言葉も、ミケの心には深く刺さったようだ。