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【進撃の巨人】 never ending dream R18

第25章 永久に碧く~交差~


「私の名前はハンジ。ハンジ・ゾエ。」



彼女はそう言うと、「お腹が空いてるだろ?」と、私を兵舎の外にある食堂へと案内してくれた。





「夕食の残りのパンがあるはずだ。
何か食べておいた方がいいだろ?

明日は朝早くから立体機動装置の適性検査があるそうだよ。



君はサラ・スミスだろ?

…調査兵団の元第2分隊長である現団長、エルヴィン・スミスの娘。

みんなが噂していたよ。

いや、別に変な噂じゃないよ。
きっと、君も調査兵団を志願するんだろうなって話だ。

実は私も調査兵を目指してここへ来た。

君とは仲良くなれそうだよ。

そもそも、私が調査兵を目指すきっかけとなったのは…」



相づちを打つ隙を与えぬほど、彼女はせわしなくしゃべり続けた。





変わった人だなと、私は思う。





しかし、幼い頃から人と話す事があまり得意ではなかった私は、こちらが黙っていても、ひたすらしゃべり続けてくれるハンジは、意外と居心地の良い存在だった。




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