【進撃の巨人】 never ending dream R18
第24章 エルヴィン・スミス①
草むらに広げたジャケットの上に身体を横たわらせ、俺達は互いを求め合った。
サユリの潤んだ瞳に映る星空がとても綺麗で、俺は何度もサユリの顔を見つめては唇を重ねた。
徐々に露わになっていく互いの肌。
夏のせいなのか、それとも初めて女性の身体に触れたからなのだろうか…俺の背中からはじんわりと汗が滲み出す。
痛みに耐え、俺の身体を受け入れようとするサユリが、とても愛おしかった。
どうして俺は…サユリの意思を問わず、ひとりで答えを出そうとしてしまったのだろう。
二度目に会ったあの夜、サユリの心はすでに決まっていたに違いない。
揺らぐ事のない強い決意の元で、再び俺に会いに来てくれたのだ。
ならば…もう、俺も迷わない。
命在る限り、サユリを愛しぬこう。
サユリの心を…身体を、この胸に刻もう。
例え、この命が壁外で尽きようとも…。
流れる汗を拭おうともせず、俺達は夢中で抱き合った。