• テキストサイズ

【進撃の巨人】 never ending dream R18

第23章 咽び泣く~決意~●






外から聞こえてくる鳥の鳴き声にサラは目を覚ました。

カーテンの無い古城の窓からは、眩しい朝の光が降り注いでいる。

まるで昨日の激しい情事が嘘であったかのような美しい光。

気だるい身体の奥には、まだリヴァイの身体がねじ込まれていた感触がわずかに残っていた。



サラは寝返りを打ち、隣で寝息を立てるリヴァイの顔をじっと見つめる。

朝の日差しに照らされたその顔は、まさに汚れのない花びらのように美しかった。

幼気な少年のような寝顔。

この清らかな寝顔に、昨日の陵辱的な行為を誰が想像出来るだろう。

何度も何度もサラの尻へと精液を吐き出したリヴァイ。

今日は起こさずにこのまま帰ろうと、サラはベッドから起き上がり、床に脱ぎ捨てられた服を着た。





古城の外へ出ると、こちらに向かい、馬を走らせる1人の兵士の姿が見えた。

調査兵団のマントをまとい、急いでこちらへと向かってくる兵士。

それがエルドである事に、サラはすぐに気が付く。

隣の部屋で眠っているとばかり思っていたエルド。

そんなエルドがどうしてこんな早朝に外を動き回っているのだろうと、サラは不思議そうに首を傾げながら、こちらへ向かってくるエルドを見つめた。





「団長、申し訳ありません。」

馬から飛び降りるなり、エルドはサラへ向けて深々と頭を下げる。

「…何をしていたんだ?」と、問い掛けるサラに、エルドはうつむいたまま敬礼をした。



「妻の体調が優れないと手紙が届きまして…兵長に許可を頂き、昨晩から妻の様子を見に帰宅しておりました。」




/ 841ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp