第21章 咽び泣く～戸惑い～●

わざと大きな音を立てるかのように、リヴァイの指がサラの膣内をピチャピチャと愛撫する。

中にある敏感な部分を擦られ、押し寄せる快感の波とともに、ねっとりとした愛液がリヴァイの指先を伝って流れ出していた。



「おい、もっとこっちへ来いよ。」

「…んっ…あっん。」



壁にもたれるリヴァイの腕が、華奢なサラの腰を強く抱き寄せる。

それと同時に、膣内へと差し込まれたリヴァイの指が、サラの身体の奥深くを刺激した。



「っあぁぁん。」

リヴァイの首へと腕を回し、しがみつくようにしながら、サラはその甘く激しい快感に身悶える。



「まだ、指を挿れただけだろ？」



そう呆れたようにつぶやくリヴァイの顔を直視する事が出来ず、サラは青く潤んだ瞳をそっと閉じた。





「…ちゃんと俺の顔を見なきゃダメじゃねぇか。」



そう、ささやきながら、リヴァイはサラの唇を何度も奪っていく。



「あっ…ん。」



身体が熱くなり、胸の鼓動が高鳴る。

苦しさのあまり、大きく見開いたその瞳には、濡れた表情を浮かべるリヴァイが映っていた。





いつからだろうか。



こうして互いに見つめ合いながらの性交渉に、リヴァイがひどく執着するようになったのは。



視線を交わらせ、身体と身体を結び、快楽を共にする。

まるで相手の全てを瞳に焼き付けるかのようなその行為。



瞬きさえも許さない、そんな強引で艶めかしいリヴァイの三白眼に見つめられ、サラの膣内はじっとりとした愛液を滲ませながら、わずかに痙攣を起こしていた。





「…指だけじゃ足りないよ…。
もっと…。

早く…君とひとつになりたいんだ…。」



表情を歪ませながら懇願するサラへ向け、リヴァイはため息混じりにつぶやく。



「まだダメだ。

指でイカされる顔をちゃんと俺に見せてからだ。」





何て支配欲の強い人なのだろう…。



卑猥な音を立てながら膣内を撫で回すリヴァイの指に、サラの身体は徐々に絶頂を感じはじめていた。



「目をそらすなよ。」

「…っぃやあああん。」



ふっくらとした秘部からダラリと愛液を流しながら、サラの身体は絶頂に達した。